SPF・DMARC を設定したのに反映されない時の確認ポイント
DNS に TXT レコードを追加したのに、診断結果が変わらない・メールがうまく届かない。多くは「反映待ち」ではなく、設定場所や書き方の小さなズレが原因です。上から順に確認してください。
1. 本当にそのドメインの DNS を編集しているか
DNS を管理する場所は「ネームサーバー(NS)」で決まります。ドメインを買ったレジストラの画面でレコードを足しても、ネームサーバーが Cloudflare など別のサービスを指していれば、実際には使われません。ネームサーバーが指しているサービスの DNS 設定画面で編集してください(Cloudflare の場合の手順)。
2. TTL(キャッシュの時間)を待ったか
DNS の変更は、TTL(キャッシュの有効時間)が切れるまで古い内容が見え続けることがあります。直前に古いレコードを確認していた場合は、数分〜TTL の長さ分ほど待ってから再確認します。TTL が長く設定されているほど、反映は遅く見えます。
3. レコードの「名前」は合っているか
- DMARC: 名前は
_dmarc(例:_dmarc.example.com)。dmarcと書く、_dmarcを入れ忘れる、ドメイン名を二重に付ける(_dmarc.example.com.example.com)はよくある間違いです。 - SPF: 名前はドメイン本体(
@または空欄)。wwwなどサブドメインに付けても、メインのドメインには効きません。 - DNS サービスによって、ドメイン名を自動で補う・補わないが異なります。保存後の一覧表示で、名前がどう見えているかを確認してください。
4. 内容の書き方(引用符・空白・改行)
- SPF は
v=spf1で始まり、~allや-allなどで終わる 1 行です。先頭に余計な空白や全角文字が入っていないか確認します。 - 入力欄がレコードを自動で引用符で囲む場合があります。自分で付けた引用符が二重になっていないか確認してください(サービスの案内に従うのが確実です)。
- コピーした際に、改行や「スマート引用符」(“ ”)が混ざることがあります。いったんメモ帳などに貼って、プレーンな文字になっているか確かめましょう。
5. SPF が複数ある・参照が多すぎる
SPF の TXT レコードが 2 つ以上あると、SPF 全体が無効扱いになるのが一般的です。また、SPF は include などの DNS 参照が 10 回までという上限があり、超えると認証に失敗します。新しいメールサービスを足すたびに別の行を作らず、1 行にまとめるのが基本です(SPF が複数あるときの直し方)。
6. DMARC を入れたのに「止まらない」と感じるとき
DMARC を追加しただけで、すぐ迷惑メールが減るわけではありません。p=none は監視だけで、なりすましを止めません。レポートを見ながら段階的に引き上げます(p=none から引き上げる手順)。
7. 実際のメールで確認する
最終的には、自分のドメインから Gmail など別のアドレスへテストメールを送り、メールのヘッダーで SPF・DKIM・DMARC が通っているか見るのが確実です。請求書・予約システム・メルマガなど、外部サービス経由で送っているメールも忘れずに確認してください。
チェックリスト
- ネームサーバーが指す先の DNS を編集した
- 数分〜TTL ぶん待った
- 名前(
_dmarc/@)が正しい - 引用符・空白・改行が混ざっていない
- SPF は 1 行だけ・参照 10 回以内
- テストメールで認証結果を確認した
自分のドメインの現状を確認する
あなたのドメインの現状は、無料診断で5秒で確認できます(登録不要)。直し方が分からない場合は、ドメイン専用のコピペ用レコードと段階導入プランを「修正キット」(¥1,980・買い切り)で表示できます。
DNS サービスごとに画面や挙動は異なります。実際の操作は、お使いのサービスの公式案内に従ってください。